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 青森県弘前市沢田地区にある神明宮で19日夜、450年以上の歴史があるとされる「沢田ろうそくまつり」があった。市内外から訪れた参拝者は雪の参道を上った場所にあるほこらの岩肌にろうそくを立て、幻想的な雰囲気の中で家内安全や豊作を祈った。

 旧暦の小正月の行事で、ろうの垂れ方で農作物の豊凶の占いもする。平家の落人の子孫が祖先の霊を供養したのが起源とも伝わる。今年は元号が変わることから「時代」をテーマに掲げ、ほこらの下の斜面にろうそくを並べて川の流れを表現。登山囃子(ばやし)が響く中、たいまつ行列も行われた。

 実行委員会の発表によると参拝者は約2500人。三上優一会長は「今年も盛況でよかった。時代が変わってもまつりだけは続けていきたい」と話した。(佐藤孝之)