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 古都・奈良に春を告げる東大寺二月堂の修二会(しゅにえ)(お水取り)。3月1~14日の本行(ほんぎょう)に向けて、ツバキの造花をつくる「花ごしらえ」が23日、東大寺戒壇院(かいだんいん)の別火坊(べっかぼう)であった。

 車座になった練行衆(れんぎょうしゅう)(こもりの僧)らが赤や白、黄色に染めた和紙を切り、タラの木の芯にのりで貼り付けていった。本行中、本物のツバキの枝にさされ、二月堂本尊の十一面観音に供えられる。

 お水取りは人々が犯した罪を悔い、世の中の平和や五穀豊穣(ごこくほうじょう)を祈る法要。奈良時代の752年に始まり、今年で1268回目。「不退の行法」として、一度も途切れることなく続いてきたとされる。二月堂に松明(たいまつ)の炎が上がる「お松明」は本行中、毎晩午後7時から(12日は午後7時半、14日は午後6時半から)。(根本晃)