[PR]

 国内有数のサーフスポットとして知られる北泉海水浴場(南相馬市原町区)が7月に震災以降9年ぶりに再開する見通しとなった。市が21日に発表した新年度の当初予算案に海水浴場の開設や運営、安全対策に関わる費用など計約1450万円を盛り込んだ。海水の安全性や、地震の際にスムーズに避難できる経路が確保されたと市が判断した。

 相双地方では昨年の原釜尾浜海水浴場(相馬市)に続き、2カ所目の海水浴場の再開となる。市によると、北泉海水浴場には震災前、市内外から年間約8万人の海水浴客が訪れ、サーフィンの名所としても広く知られている。

 再開を前に、市は高台にある公園の復旧工事を進めて海水浴客の避難経路や避難場所を確保し、海の事故に対応するライフセーバーも配置する予定だ。

 また、小高区で1月にオープンした復興拠点施設「小高交流センター」には、サーフィン関連商品を集めた店舗もあり、海の風評払拭(ふっしょく)に向けたサーフィン愛好家たちの期待も高まっている。

 市の新年度の一般会計当初予算案は、前年度比39億4千万円(7・6%)増の555億3千万円となった。(江川慎太郎)