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小野善康・大阪大特任教授

 平成の幕開けとともに起きた山一証券の破綻(はたん)は、当時の野沢正平社長の謝罪会見とともに、私たちに強烈な印象を残した。昨年12月、当事者らのインタビューを交えて、この事件を振り返る番組が放映された。

 山一は、当時の大蔵省(現財務省)が止めるのを無視して、大口法人顧客に対し、バブル崩壊で被った巨額の損失を補塡(ほてん)し続けた。株価は下落を続け、損失額が拡大していくのに、山一幹部は株価さえ回復すれば損失を穴埋めできる、という考えを最後まで捨てなかった。

 彼らの危機意識の欠如は甚だしく、破綻の10日前、野沢社長が巨額の債務を大蔵省と日銀幹部に報告した後ですら、政府の保護を信じていた。しかし、大蔵省と日本銀行の担当者らは、その場ですぐに破綻を決めていたようだ。

 番組ではまず、事態がどんどん…

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