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 レコード店が点在する盛岡の街。同規模の県庁所在地と比べてもその数は際立っているが、ある疑問が浮かんだ。そもそもレコード店ってやっていけるの? ネットの音楽配信が主流となるなか、レコード好きだからこそ、確かめたい。レコード店に密着してみた。

 ある木曜日のお昼過ぎ。盛岡の市街地にある「ディスクノートもりおか」を訪れると、1時間ほどで7人の客がやってきた。

 ジャズやロックなど様々なジャンルの音楽が並ぶなか、盛岡市の無職男性(75)が購入したのはメンデルスゾーンの作品。「若い頃は買えなかったけれど、今は安く買える。CD化されていない作品も多い」。満足げに店を後にした。

 客がいなくなると、店長の小原正史さん(47)が小さなミルで豆をひき、コーヒーを入れてくれた。店員の森田潔(ゆき)さん(37)と一休みする。「自宅のように落ち着く」と笑顔を見せる森田さんに、小原さんは「居心地がよくなければ楽しく働けない」。のんびりとした空気が流れるが、これで経営は成り立つのか――。

 「うちは店頭だけでなく、レコ…

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