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 札幌市では21日夜、市営地下鉄が運休するなど交通が混乱した。零下に冷え込む中、「帰宅困難者」のために札幌駅の地下通路などが開放された。

 市によると、22日午前1~2時の最も多い時で、こうした施設を利用した人が29人いた。

 千歳市の会社員男性(30)は、友人と会うために札幌市中心部に来ていた。列車は運休し、バスも逃した。タクシーもつかまらず、途方に暮れていた時、中心部と札幌駅をつなぐ地下通路を市が開放したとツイッターで知った。市職員から毛布とクラッカーを受け取り、一夜を過ごした。「毛布があるのとないのとでは全然違った。よく眠れたわけではないが、仮眠はできた」

 札幌市東区の大学生本多大豊(たいほう)さん(19)はアルバイトを終えて地下通路を歩いていた時に地震に遭った。

 市が「市民交流プラザ」を開放しているとツイッターで知り、仲間3人と向かった。スマホを充電しながら毛布にくるまった。22日午前2時半ごろ、友人と電話がつながり、車で自宅まで送ってもらった。「居場所がなかったのでこういう場所があって助かった」