拡大する写真・図版「蒙古相撲」と説明された写真=京都大学人文科学研究所提供

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 1930年代末~40年代初めの中国大陸で生きた人たちの暮らしを紹介する写真展「カメラが写した80年前の中国―京都大学人文科学研究所所蔵 華北交通写真―」が、京都市左京区の京都大学総合博物館で開かれている。日中戦争の下で鉄道経営を担った国策会社「華北交通」が撮影し、京大で保管されてきた写真などが展示される。4月14日まで。

 京大の研究グループによれば、華北交通は1939~45年、中国北部・西北部一帯で交通と運輸を管轄していた日本と中国の合弁企業だ。日本人を呼び込もうと、この地域が平和で魅力的だと宣伝する写真を撮ったとされる。

拡大する写真・図版「大日本国防婦人会」のたすきをつけた、かっぽう着姿の日本人女性。奥が中国人女性=京都大学人文科学研究所提供

 かっぽう着姿の日本人女性やお茶会など庶民の暮らしを伝える写真が多かった。平穏な生活を伝えることで、プロパガンダとして地域の安定を訴えた。農村に住む中国人女性に対する日本語教育の様子や、イスラム教徒の子どもらにアラビア文字を教える場面も撮影されていたほか、当時の軍の検閲を通っていない列車事故の写真もあった。

拡大する写真・図版「街の散髪屋」=京都大学人文科学研究所提供

 当時の中国大陸で撮られた写真は戦後、焼却処分などにされたものも少なくなく、京大人文科学研究所で保管されてきた3万5千点余りの写真は貴重な資料だという。

 写真展は2016年に東京で初…

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