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 ベトナムの首都ハノイで27、28日に予定される2度目の米朝首脳会談に向け、金正恩(キムジョンウン)・朝鮮労働党委員長が列車で現地入りするという可能性が報じられています。平壌からハノイまでは直線距離で約2700キロ。中国の高速鉄道ではなく、正恩氏の特別列車を使うとすれば、少なくとも2日半以上かかる計算です。ただ、正恩氏の父、金正日総書記もかつてシベリア鉄道を利用し、9日かけてモスクワを訪問したことがあります。北朝鮮の最高指導者にとって、鉄路の旅が持つメリットは何なのでしょう。中朝関係に詳しい南山大学教授の平岩俊司さん(現代朝鮮論)に聞きました。

 ――昨年6月にシンガポールであった第1回の米朝首脳会談では、正恩氏は中国から提供された航空機で現地入りしました。今回、列車を使うとすれば、どういった理由からでしょうか。

 「一つは(北朝鮮の飛行機の)老朽化問題でしょう。前回のシンガポールは、飛行できるギリギリの距離だと言われていました。米メディアでは、今回の会談場所で当初はスイス案も出たけれど、北朝鮮側が移動手段を理由に拒んだとも報じられました」

 「正恩氏は今回、トランプ氏との会談に先立って、早めにベトナム入りするという話も出ているようです。米朝首脳会談の前に、ベトナムとの首脳会談も考えられます。そうなれば、かなり大規模なベトナム訪問になる。多くの機材や人員を運ぶことを考えれば、列車も一つの選択肢なのかなという気はします」

 ――北朝鮮と中国の国境の街・丹東では、中国当局が駅周辺のホテルに対し、旅行者を宿泊させないように求める通達を出したようです。トランプ氏との会談前に、中国に寄り道するメリットはありますか。

 「米国や国際社会に対し、中国…

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