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 岐阜県の大垣駅前で百貨店を展開する「ヤナゲン」が21日、「ヤナゲン大垣本店」(大垣市高屋町1丁目)と「ヤナゲンFAL店」(同市鶴見町)の2店の閉店を決め、販売事業から撤退すると発表した。経済環境の変化や大型商業施設との競合で、業績の改善が見込めないと判断し、53年の歴史に幕を閉じる。

 大垣本店は1966年開店。91年に約150億円だった売上高は年々減少し、昨年2月期は約20億円にまで減った。本店の閉店に合わせて1974年開店のFAL店も閉店し、販売事業から完全に撤退する。

 同社の担当者は「名古屋駅などと違い、外国人観光客によるインバウンドの効果も見込めない。地方百貨店のこれからを考えると、業績の改善について先が見通せなかった」と話した。

 大垣本店は8月31日、FAL店は9月28日に閉店する。同社は今後も顧客の相談窓口業務や不動産事業は継続する。(古沢孝樹)