【動画】北政所ゆかりの高台寺にアンドロイド観音 開発費1億円=佐藤慈子撮影
[PR]

 豊臣秀吉の正室・北政所(きたのまんどころ)ゆかりの臨済宗建仁寺派の寺院・高台寺(こうだいじ)(京都市東山区)が23日、アンドロイド観音「マインダー」をお披露目した。現代人に仏教の教えを分かりやすく説き、心の安らぎを得てもらおうと、寺がアンドロイド研究の第一人者、石黒浩・大阪大教授らに協力を求めて開発した。般若心経(はんにゃしんぎょう)について「法話」をするようにプログラミングされている。

 アンドロイド観音は台座を含めて高さ195センチ。重さ約60キロ。首から上と腕、胴が動かせる。左目にはカメラが付いている。

 観音は人々を救うために様々な姿になるとされ、今回は「アンドロイドに変身した」と同寺は説明する。見る人の想像の余地を残すため、胸から上と手以外は機械部分がむき出しになっている。2017年9月から制作してきた。総事業費は約1億円。

 法話は約25分。投影されたプロジェクションマッピングの登場人物の質問に答える形で、アンドロイド観音が般若心経について解説する。アンドロイドは日本語を話すが、英語と中国語の字幕がスクリーンに映し出される。

 同寺の後藤典生(てんしょう)執事長は「仏教は仏像の出現で爆発的な広がりを持った。動き、語りかけるアンドロイド観音によって仏教の教えが現代の人々に伝わっていってほしい」と話す。

 アンドロイド観音の特別開帳は3月8日~5月6日。中学生以上が対象。詳細はホームページ(http://www.kodaiji.com/mindar/別ウインドウで開きます)で。問い合わせは同寺(075・561・9966)へ。(大村治郎)