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 米子高専(鳥取県米子市)と秋田高専(秋田市)の有志が昨年11月、秋田県大館市で長さ5・12メートルのきりたんぽを作り、ギネス世界記録に認定された。だが、1987年、比内町(現大館市)の青年会が8・2メートルのきりたんぽを作っていたことがわかった。町広報や地元紙に載っていた。

 青年会がきりたんぽを作ったのは、同年11月にあった町産業文化祭。あきたこまち30キロを炊いて臼ときねでつき、長さ9・1メートル、10センチ角の杉材の角を落として八角形にした串に10人がかりで付けた。焼くのに、おがくずを固めた燃料から作った炭90キロを使った。

 できあがったきりたんぽは約500人分で、みそたんぽ、のり巻き、天ぷらなどにして来場者で食べた。青年会事務局長だった大館市教育委員会の加賀至さん(53)によると、会は当時、大きな物を作ることに挑戦していて、同年9月には縦155センチ、横90センチのトランプ55枚を作って「七並べ」をしたという。

 米子高専有志らの記録がギネス世界記録に認定されたことについて、加賀さんは「世の中にはいろんな記録がある。ギネスブックだけが公式記録ではない」と話している。

 米子高専の谷藤尚貴・准教授(46)は、ギネス認定後にこの情報を知り、加賀さんを訪問した。「同様のイベントは想像でき、入念に調べたつもりだったが、調査不足だった。もう一度過去の情報を調べ、当時の関係者に話をうかがってから、新しい記録を作るために、再び活動していきたい」と話している。

 米子高専は10月に行われる「本場大館きりたんぽまつり」で、長いきりたんぽ作りを参加者に披露する予定だ。(村山恵二)