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「ハンサムマザー」はとまらない:64

今尾朝子(VERY編集長)

 共働き夫婦が増え、ばーば(=自分の母親や義母)の協力なしにはやっていけないという声を多く聞くようになりました。ママたちは口をそろえて「感謝しかない」と言いますが、ばーばたちの本音は? それを聞くためVERY4月号では別冊付録「ばーばVERY」という小冊子を作りました。

 どんなときにばーばを頼りにするかというと、病児保育が取れない日にあてにするという声が多数。週に1日保育園のお迎えを代わってもらう、幼稚園帰りにお稽古に連れて行ってもらう、毎週末時間を決めて預かってもらい1人で動ける時間を作ってもらうなど、頼り方もさまざま。作りおきのお総菜を置いていってくれるのが助かるという声も。遠方のばーばなら、夏休みなど長い休みに数日預かってもらい、自分は都内で働くという話も聞きました。

 よくいわれる孫のお世話疲れや世代間の子育てギャップなど課題を棚上げするわけではないけれど、今回の取材で強く感じたのは、ばーばは単に孫可愛さでその労を買って出てくれているわけではなく、働く娘を応援したいという気持ちが先に立っていらしたこと。

 もちろん誰もがばーばに頼れるわけではありません。もう孫育てはご免という方もいれば、すでに他界された方も。最近は、自分もまだ現役でという働くばーばも。ばーばに頼れる状況でなかったら、じーじでも、ママ友でも、きょうだいでもいい。今は格段に便利になったシッターサービスや家事代行サービス、自治体の支援システムを利用して、別の誰かに頼る方法を探せる時代です。自分1人で、夫婦2人だけで頑張りすぎることはない。取材した昭和女子大学総長の坂東眞理子先生はそれを「求援力」と言われていました。大事な子どもたちを守るために、ママたちに必要な能力であると。そして、感謝の気持ちを形にすることも忘れずに。

 私はと言えば、子育ても仕事も雑になり、これでよいのかと思うことも。それでもたくさんの人に支えられている実感が、前を向く原動力になっています。