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 長崎県の高島炭坑、端島炭坑(軍艦島)や福岡県の三池炭鉱が含まれる「明治日本の産業革命遺産」が2015年に世界遺産に登録された。50代の記者は、石炭ストーブの燃えがらを片づける係が学校当番にあった世代だから、あまりピンと来ないが、閉山から長い年月がたった国内の炭鉱は、すでに「語り継ぐに値する」存在になりつつある。明治末期には県内最大規模を誇ったという佐賀県唐津市北波多の芳谷(よしたに)炭坑跡を訪ねた。

 芳谷地区は、唐津の市街地から松浦川をさかのぼり、川岸から南西に入ったところにある。掘り出した石炭は、古くは水運で、1898年に現在のJR唐津線が開通してからは鉄道で、唐津港に運ばれたという。

 かつて炭坑経営の中枢を担った事務所や、炭坑関係者の子どもたちが通った尋常小学校があった一帯は、今は木々が生い茂る。住民団体「北波多の自然と歴史を守る会」がつけたキャッチフレーズが「野山に眠る幻の巨大炭坑」というのもうなずける。

 「最盛期の明治末期には約3千…

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