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 経団連の中西宏明会長は、原発と原爆が混同されて原発の再稼働が進まないと14日に発言したことについて「表現として不適切だった」と、25日の定例会見で訂正した。地元自治体から「適切ではない」との声が出たことを受けた。

 中西会長は中部電力浜岡原発(静岡県)を視察したとき、記者から「再稼働への理解が深まっていない」と問われ、「原発と原爆が結びついている人に『違う』ということは難しい」と答えた。これに対して、地元の柳沢重夫・御前崎市長が18日の会見で「地元住民は十分、分かっている」と話した。

 中西会長は「(地元で理解している人に対し)ちょっと失礼だった」と反省の弁も口にした。

 原発全般の再稼働に反対する民間団体、原発ゼロ・自然エネルギー推進連盟から公開討論を申し込まれ、断ったことについては「反原発を通す団体で議論にならない。水と油だ」とした上で、経団連として今春、エネルギー政策に関する提言をまとめることを優先する考えを強調した。(加藤裕則)