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 フリースタイルスキー・モーグル界には、後々まで語り継がれそうなほどの「絶対王者」がいる。26歳、カナダのミカエル・キングズベリーだ。

 五輪も、世界選手権も、ワールドカップ(W杯)も、取るべきタイトルはすでに総なめ。なのに、五輪翌シーズンのこの冬も相変わらずの絶好調。勝って勝って、勝ちまくって。それでもまだ頑張り続ける理由って?

 23日に秋田・たざわ湖スキー場であったモーグルW杯第7戦。表彰台をかけて上位6人が争う決勝2回目の第1エアで、体の軸を水平近くまで横に倒して4回ひねる「コークスクリュー1440」(コーク14)を決めた。W杯での成功は世界初。86・70点をたたき出して圧勝し、「新しいトリックを決めて優勝できるなんて、印象に残る大会になった」。

 翌日の第8戦も制し、今季のW杯は8戦7勝。自らが持つ史上最多の勝利数は通算56まで伸び、8季連続の年間種目別優勝をあっさりと決めた。“五輪翌シーズンはモチベーションが落ちるのでは”なんて予想を一蹴し、今季も例年と全く変わらない強さを見せつけている。

 「ちょっと飛び抜けている」と語るのは、モーグル日本女子の元エース上村愛子さん。ターンの安定感、エアの完成度は超一流のうえ、ほぼ失敗もしない。「モーグルって一つのミスで点数がかなり変わってくるのに、1番を取る滑りを一日に何本もやってくる。この強さは改めてすごい」

 日本男子のエースの一人、堀島行真(中京大)も、「僕らはミカエルの背中を追いかけて成長する感じだけど、彼は一人でどんどん強くなっている」と脱帽するしかない。

 カナダ・ケベック州に生まれたキングズベリーは、10歳でモーグルを始めた。18歳でW杯初勝利を挙げ、2014年ソチ五輪で銀メダル、昨年の平昌(ピョンチャン)五輪は金メダル。さらに世界選手権では四つの金メダルを手にし、その間にW杯では史上最多の優勝回数まで積み上がった。

 これ以上、何をめざしているのか。だから、聞いてみた。

 取るべきタイトルは全て取って…

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