キーンさん愛した「世界一の家」 下宿中に運命の出会い
大村治郎
日本文学研究者のドナルド・キーンさんが24日、96歳で亡くなった。京都との縁が深く、京都のまちや歴史、日本文化を深く愛した人だった。
1979年に京都市東山区から同志社大今出川キャンパス(同市上京区)に移築された無賓主庵(むひんじゅあん)は、キーンさんのお気に入りの日本家屋だった。53年に京都大に留学したキーンさんは、日本文化研究家で同志社大教授を務めた親友の故オーティス・ケーリさんから、同庵を紹介されて2年ほど下宿した。
平家の落ち武者が約700年…
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