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 指定暴力団工藤会が市民らを襲撃したとされる一連の事件のうち、自治総連合会長宅銃撃など4件に関与したとして、殺人や殺人未遂罪などに問われた同会系元組幹部、今村研一被告(40)の判決が26日、福岡地裁であった。中田幹人裁判長は懲役18年(求刑懲役20年)を言い渡した。

 判決によると、今村被告は、2010年3月の自治総連合会長宅銃撃▽11年2月の清水建設従業員銃撃▽11年11月の建設会社役員射殺▽13年1月の看護師刺傷の4事件で、犯行で使われたバイクを用意するなどして関わった。自治総連合会長と清水建設の事件についての判決は、今回が初めて。

 自治総連合会長事件について、判決は「動機は工藤会に反発する住民を排除、威圧するためと推認され、悪質性は高い」と指摘。清水建設事件については「反発する建設会社を威圧し、上納金の減収を避けることにあった」と推認した。弁護側の「幇助(ほうじょ)にとどまる」との主張を退け、実行役らとの共謀も認定した。