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 新国立競技場(東京都新宿区、渋谷区)の建設で伐採された木でできた笛「コカリナ」が26日、福島市立清明小学校の児童187人に贈られた。東京五輪・パラリンピックの会場になる福島の子どもたちにも、五輪を盛り上げてもらおうという狙いだ。

 26日、清明小を訪れたコカリナ奏者の黒坂黒太郎さん(69)が全校児童の前でコカリナを奏でると、子どもたちから感嘆の声があがった。童謡「ふるさと」や賛美歌「アメイジング・グレイス」など4曲を披露。小鳥のさえずりのような繊細な音色に、子どもたちは真剣な表情で聴き入った。

 コカリナはハンガリーなどに伝わる木製のオカリナ。複数の大きさがあり、小さいほど高い音が出る。 今回、清明小の児童全員に一つずつ贈られたのは、長さ約7センチの小さなもの。新国立競技場を建設する際に伐採された、敷地内に生えていたケヤキやシイなど約20本を日本コカリナ協会が譲り受け、木工職人が加工した。

 聖火リレーの出発地でもある福島県。「聖火が新国立競技場まで無事到着するようにエールを送ってほしい」という気持ちも込めたという。黒坂さんは、「子どもたちがコカリナを練習して、色んな場面で演奏してほしい」と話した。(小手川太朗)