天皇陛下が退位して上皇となったら英語でどう呼ぶか。宮内庁は「His Majesty the Emperor Emeritus」にすると発表した。直訳すると「名誉天皇陛下」。その理由とは。

 「どうしてこうなっちゃうの?名誉教授とは違うだろ」「名誉国王とか名誉大公なんて…この世にいますかね?」。海外の王室制度に詳しい君塚直隆・関東学院大教授はツイッターにこう書き込んだ。「emeritus」はラテン語に由来し、実権のない名誉職にあることを表す。「professor emeritus」(名誉教授)などとして使われるが、退位した国王や女王をこのように呼ぶ国は見当たらない。

 宮内庁によると、海外では①在位中の称号を使い続ける=スペイン、ヨルダン、ブータン、ベルギー②即位前の称号に戻る=オランダ③新たな称号を贈る=英国、カタール――などの例がある。

 最も多いのは①だ。例えばスペインは、現在の国王フェリペ6世(51)の父、前国王フアン・カルロス1世(81)も「King」と称される。「His Majesty King」(国王陛下)の後に個人名をつけることで区別している。②のオランダでは、現在のウィレム・アレキサンダー国王(51)の母、ベアトリックス前女王(81)が即位前の「Princess」(王女)に戻った。③の英国は、結婚問題から退位した故エドワード8世が「ウィンザー公」と称された。

 宮内庁は①では「新たな立場になったことが表現できない」と判断。②や③は日本人の感覚や皇室制度、文化にそぐわず、本格的な検討の対象にならなかった。

 ではどうするか。外務省と協議…

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