[PR]

 「ひな人形のおさがりはNG」。3月3日のひな祭りを控え、業界団体が、こんな呼びかけをする無料マンガをホームページで公開した。実際、どうなのか。

 「ひな人形は本来人に降りかかる『厄』を代わって受けるお守り」「親子間や姉妹間などを含め誰かに譲るのはよくありません」。製造や卸・小売業者約300社が加盟する日本人形協会が1月に公開したマンガでは、ひな人形の知識がこう説明されている。

 協会は近年、力を入れて「人形は一人にひと飾りずつ持つべきだ」とPRしている。背景にあるのは、人形を使い回す人が増えていることへの危機感。倉片順司副会長は、ひな人形の市場規模がここ3年で5%ずつ落ちたとみる。

 広報副委員長で人形問屋「久月」の横山久俊専務は、「核家族化で文化が継承されず、人形が『モノ』化してしまっている。本来の意義を理解した上で、どうするかを考えて頂きたい。伝統技術を受け継ぐためにも人形をたくさんの方に買ってもらいたい思いはあるが、それだけではない」。

 だが、消費者の受け止めは複雑だ。横浜市の女性公務員(38)は、「昨年次女を産んだ後、ネットで『一人ひとつ』とされていると知った。そんなの無理だ、と思った」。3歳の長女には実家の両親に買ってもらった内裏びながある。「家も狭い。人形を飾っているだけ、いいじゃないですか」

 ひな人形は「厄」を引き受けるものなのか。

 ひな人形の歴史に詳しい是澤博…

有料会員限定記事こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

有料会員限定記事こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

有料会員限定記事こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

有料会員限定記事こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

980円で月300本まで有料記事を読めるお得なシンプルコースのお申し込みはこちら