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 愛知県あま市が発注した工事を巡り、建設会社から見返りを受け取ったとして、愛知県警は27日、あま市の元スポーツ課長で社会福祉協議会事務局長の伊藤義久容疑者(60)=あま市森5丁目=を収賄容疑で、同県尾張旭市の建設会社「中京スポーツ施設」元取締役の垣見正秀容疑者(70)=愛知県津島市新開町3丁目=を贈賄容疑で逮捕し、発表した。ともに容疑を認めているという。

 捜査2課によると、伊藤容疑者は、あま市のスポーツ課長だった2017年6~10月ごろ、同市発注の「七宝グラウンド防球ネット増設工事」など複数の工事の入札や随意契約で便宜を図った見返りとして、垣見容疑者からプロ野球・中日ドラゴンズの年間観戦チケット(約37万円相当)を受け取った疑いがある。

 伊藤容疑者は野球ファンで、自費で中日ドラゴンズの試合の年間シートを購入するほどだった。垣見容疑者は、ドラゴンズファンの応援がにぎやかな一塁側の内野席チケットを購入し、伊藤容疑者に渡していた、と県警に説明しているという。

 信用情報調査会社によると、中京スポーツ施設は1977年設立で、運動場や競技場などの造成工事を主力としている。地元の尾張旭市のほか、愛知県や名古屋市などの県内各自治体から工事を受注している。2016年10月期決算の売上高は約11億6千万円。