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 27日にベトナムのハノイで始まった2回目の米朝首脳会談。トランプ米大統領と北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長それぞれの、この日に向けての動きを追った。(いずれも日本時間。朝日新聞の取材や米メディア、朝鮮中央通信の報道による)

トランプ大統領の動き

 25日午前9時半ごろ 全米知事との会合であいさつ。「私は、金正恩ととても素晴らしい関係を築いた。この地域で完全な非核化を達成する好機が訪れている。金委員長に常々呼びかけていることだが、北朝鮮は経済的に繁栄する可能性がある。地政学上重要な位置にあるし、国民がとても勤勉だからだ。だけど、私は彼に言うだろう。『それは非核化しなければ達成できない』と」

 26日午前2時半ごろ 大統領専用機「エアフォースワン」がワシントン郊外のアンドルーズ空軍基地を出発。英国とカタールで給油。

 同日午前5時15分ごろ ツイッター投稿。「金正恩との会談のためベトナムに向かっている。生産的な会談になることを期待している!」

 同日午後11時ごろ ハノイのノイバイ国際空港に到着。JWマリオットホテルに宿泊。

 27日午前0時10分ごろ ツイッター投稿。「たった今ベトナムに着いた。ハノイで出迎えてくれた皆さん、ありがとう。すごい人数で愛があふれている」

 同日午前11時半ごろ ツイッター投稿。「(北朝鮮の)潜在能力は最高で、私の友人金正恩にとっては過去になかった好機でもある。間もなく分かるだろう。とても興味深い!」

 同日午後1時ごろ ベトナム共産党のグエン・フー・チョン書記長と会談。「ベトナムでこの重要な会談を行うことを、喜ばしく思っている。なぜなら、あなた方(ベトナム)は何を達成できるかの素晴らしい例だからだ」

 同日午後8時15分ごろ 会談・夕食会場のホテルに到着。

トランプ氏の米朝首脳会談冒頭発言(要旨)

 「1回目の首脳会談で我々は大成功を収めた。今回も同等かそれ以上の成功となるよう願う。あなたの国(北朝鮮)は素晴らしい経済的な潜在能力をもっている。信じられないくらい、限りなく。素晴らしい未来があり、我々はそうなるよう手助けする」

トランプ氏の夕食会での冒頭発言(要旨)

 「我々は明日、とても忙しい一日を送る。たくさんの問題が解決されることを願う。長期的に見て素晴らしい状況を生むだろう」

     ◇

金正恩朝鮮労働党委員長の動き

(いずれも日本時間)

 23日午後5時ごろ 平壌を特別列車で出発。米朝協議を主導する金英哲(キムヨンチョル)朝鮮労働党副委員長、党国際部長を務める李洙ヨン党副委員長、李容浩(リヨンホ)外相、実妹の金与正(キムヨジョン)氏らが同行。

 同日午後10時ごろ 中国国境の新義州に到着。中国側の丹東で花火が上がる。

 24日午後2時ごろ 天津を通過。

 25日午前8時15分ごろ 武漢を通過。

 26日午前7時40分ごろ 中国・ベトナム国境の広西チワン族自治区憑祥に到着。爆竹が鳴り響く。

 同日午前10時15分ごろ ベトナム北部ドンダンに到着。ベトナム政府高官らが出迎え。アオザイ姿の女性から花束を受け取る。両国の国旗や花を手にした市民らに笑顔で手を振る。乗用車で移動。

 同日午後1時ごろ ハノイ市内のメリアホテルに到着。ホテル内で、米朝首脳会談のため米側と実務協議を行った金赫哲(キムヒョクチョル)対米特別代表らから報告を受ける。李外相、崔善姫(チェソンヒ)外務次官が同席。

 同日午後7時ごろ ハノイ市内の北朝鮮大使館を訪問。「金日成主席とホー・チ・ミン国家主席が発展させてきた両党、両国の友好・協力関係をさらに強固にすべきだ」「大使館員とその家族が今後も健康で任された活動をさらに立派に行っていくことを願う」と激励。金英哲党副委員長や金与正氏らが同行。

 27日午後8時20分ごろ 会談・夕食会場のメトロポールホテルに到着。

金正恩氏の米朝首脳会談冒頭発言(要旨)

 「不信と誤解、敵対的な古い慣行が我々の道をふさごうとした。だが我々はそれを乗り越え、共に足をそろえ、261日ぶりにハノイまで歩んできた。いつもより多くの悩みと努力、忍耐が必要な期間だった。しかし今日、我々がこのように会い、今回、すべての人が喜ぶ立派な結果を作れると確信し、そうなるために最善を尽くす」

金正恩氏の夕食会での冒頭発言(要旨)

 「我々は30分ほどの時間、非常に興味深い会話を交わした」