米通商代表、日米貿易交渉で3月の訪日意欲

ワシントン=青山直篤
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 ライトハイザー米通商代表は27日、日米の貿易交渉について、早期の開始を望む米農業界の意向を踏まえ「切迫感を感じる」としたうえで、訪日時期は「かなり早く、たぶん来月にも」と述べた。トランプ米大統領が3月中に望む米中首脳会談など通商外交の日程が立て込んでおり、今後調整が本格化しそうだ。

 米通商代表部は昨年12月、日本との二国間の貿易協定の交渉目的を公表。法律上は1月から交渉を始められるが、米中通商協議などの影響で遅れている。ライトハイザー氏は、対日交渉目的でも掲げる為替問題について「日本との間でも時として重大な問題となった」と指摘。日本側は貿易協定に通貨安誘導を禁じる「為替条項」を盛り込むことに反発しているが、米側が強い問題意識を持っていることを改めて示した。

 米農業界は、米国が離脱した環太平洋経済連携協定(TPP)や日欧の経済連携協定(EPA)で日本市場で不利な立場に置かれるため、日米協議の早期妥結を求める声が強い。米側が日本車への追加関税措置などを持ち出せば交渉が長引くため、日本側にとっては米側に押し返す交渉カードとしての側面もある。(ワシントン=青山直篤)

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