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 川越少年刑務所(埼玉県川越市)で、出所した後の受け皿として雇用を前向きに検討する企業主に向けた見学会があった。見学者らは理容科、自動車整備科などで受刑者らの職業訓練の様子を見て回った。

 同刑務所とさいたま保護観察所(さいたま市浦和区)の共同開催。建築やリサイクル業者など県内外9社の15人が参加した。東京矯正管区によると、「再犯防止に最も効果的なのが就労支援」で、出所後の就職先の拡大につなげるねらいがある。

 同刑務所は主に、未成年と26歳未満で刑期が10年未満などの受刑者がいる。理容、自動車整備、溶接、介護福祉など計15の職業訓練が行われている。ここで資格を取得し就職にいかす。

 見学会があった2月20日、実際に出所者を雇用している建設会社村岡の小川清常務取締役が「生活環境などで孤独な人が多いので、毎日声掛けをしている。寄り添うことが重要だ」などと講演した。参加した内装工事会社代表の男性(53)は、「若い人材が欲しくて見学会に参加した。レベルが高いと感じた」と話していた。(高絢実)