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患者を生きる・食べる「シガテラ」(4:情報編)

 「シガテラ」は主に熱帯・亜熱帯のサンゴ礁周辺に生息する魚によって起きる食中毒だ。世界では毎年数万人がかかるといい、天然の毒では世界最大級の食中毒ともいわれる。渦(うず)べん毛藻(もうそう)という微生物がつくる毒(シガトキシン)が食物連鎖でとりこまれ、本来は無毒で食用になる魚が毒化する。

 原因になる魚はバラハタ、バラフエダイ、イッテンフエダイをはじめ、幅広い。個体や地域により毒が無い場合もあるが、外見や味で判別できない。毒は熱に強く調理しても消えず、魚肉(筋肉)にもたまる。流通しているものは、漁業者や市場関係者が、シガテラ毒をもつ代表的な魚種は出回らないよう注意しているが、個人が釣った魚は注意が必要だ。

 大阪府立大学の円谷(つむらや)健教授(56)によると、症状は嘔吐(おうと)や下痢、腹痛、関節痛、倦怠(けんたい)感、手足のしびれ、脈が遅くなる徐脈など様々だ。また、典型的な症状に「ドライアイスセンセーション」と呼ばれる温度感覚異常がある。冷たい物に触れるとドライアイスを触ったような痛みを感じる。

 現在、効果的な治療法はない。…

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