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 詰将棋を解く速さと正確さを競う第16回詰将棋解答選手権(朝日新聞社など後援)のチャンピオン戦が31日にあり、高校生棋士の藤井聡太七段(16)が優勝した。前半3位からの逆転劇で5連覇を達成。自身が持つ連覇記録を更新した。

 東京、大阪、名古屋の3カ所で行われ、10の難問に98人が挑んだ。

 名古屋会場で参加した藤井七段は、第1ラウンド(5問)で、制限時間90分のところ55分で解き終えた。しかし、解答を書く際に1カ所だけ別の手を書いてしまうミスがあり、0・5点減点されて3位と出遅れた。第2ラウンド(5問)は、90分の残り10分で2問解けていなかったが、ギリギリ解答を書き終えた。ここでも同様の誤記に伴う減点が2カ所あったが、計98・5点の高得点を獲得。第1ラウンドで満点だった競争相手2人が最後の問題を解けず、点数が伸びなかったため、優勝を果たした。準優勝は、第2ラウンドで50点満点を取り、計96点の斎藤慎太郎王座(25)だった。

 初めの減点について、藤井七段は「(解くことを)楽しめればと考えているので、それほど気にしなかった」と振り返り、「優勝という結果は本当に望外。これからも楽しんで参加できれば」と話した。

 詰将棋は、玉将の唯一の捕まえ方を考える問題。実際の対局では現れないような捨て駒やパズルのような手順が見どころだ。同選手権はプロとアマチュアが共に競い合うのが特色で、今年はタイトル保持者の斎藤王座、広瀬章人竜王(32)も参加した。(村瀬信也