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 岐阜県教育委員会は1日、県立海津明誠高校(同県海津市)の30代の男性教員が複数の1年生の答案を改ざんし、点数を上げていたことを明らかにした。県教委の調査に対し、教員は不正行為を認め、「頑張っている生徒の点数を上げたかった。自分の指導力のなさを表面化させたくなかった」と話しているという。

 教育管理課などによると、男性は英語の教員で、1年生の3クラス(111人)を担当。2月の学年末テストで1年生12人の答案を改ざんし、1~24点分を上げていた。答案を男性自身が書き足したり、誤答を正答に書き換えたり、誤答をそのまま正解にしたりしていたという。

 改ざんした12人の中には自身が顧問を務める運動部の部員が2人いた。また、30点に満たない、いわゆる「赤点」の生徒が6人おり、得点が11点だった生徒を35点に上げるなど、改ざんによって4人が30点を超えた。男性はテストのあった2月21日の夜、答案用紙を自宅に持ち帰って改ざんしたと説明しているという。生徒の答案用紙を持ち帰る際は管理職の許可が必要だが、無断で持ち帰っていた。

 点数のついた答案用紙を生徒に返す以前に、別の教員が改ざんに気づき、管理職に報告したという。同校は改ざん部分を特定して再採点し、28日に答案用紙を返却。改ざんのあった生徒12人と保護者に謝罪した。教員はそれ以前に改ざんしたことはないと説明しているといい、県教委は処分について検討している。同校は「生徒の成績に影響はない」としている。(室田賢、松浦祥子)