元彦根商工会議所会頭で滋賀県彦根市のキャラクター「ひこにゃん」の生みの親の一人だった北村昌造さんが2月28日に亡くなった。83歳だった。

 北村さんは印刷会社「永昌堂印刷」を経営し、2001年に彦根商工会議所会頭に就任。13年まで務めた。05年には国宝・彦根城築城400年祭の実行委員会の会長になった。

 400年祭のキャラクターを決めるにあたって、実行委は10件の応募を2案に絞った。後の「ひこにゃん」に決めたのが、当時の獅山向洋市長と北村さんだった。

 06年にデビューした「ひこにゃん」は07年の400年祭で人気が沸騰。北村さんは10年に発足した「ひこにゃんファンクラブ」の会長に就いた。毎年4月13日のひこにゃんの誕生日に花束やケーキを贈り、「海外出張」にも同行した。

 大久保貴市長は「ひこにゃんを成人させてやりたいという強い願いをお持ちでした。その日を見られず残念です」とコメントした。

 通夜は3日午後6時、葬儀は4日午前11時から彦根市西今町933のメモリアルプラザ公益会館(0749・27・0050)で。永昌堂印刷・グループ各社と北村家の合同葬。葬儀委員長は平和堂の夏原平和会長兼CEO、喪主は長男で永昌堂印刷社長の北村修久さん。(大野宏)