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 三重県桑名地区の養殖ノリが不漁で、今季の出荷量が前年の2割以下に落ち込んでいる。原因は分からないが、「幻のノリ」と言われる超高級品のアサクサノリが全滅。出荷量の大半を占めるスサビノリも不振が際立っている。

 「全然とれない。1月初めにはダメだと思った」。ノリ一筋で約40年、桑名市の伊藤敏雄さん(67)にとって今季のような不漁は初めてだ。

 異変に気づいたのは、アサクサノリの「初摘み」を控えた昨年末だった。葉が赤く変色し、長さも短かった。商品化できる状態ではなかったので出荷をあきらめた。伊藤さんは昨夏、ノリを成型・乾燥する機械一式を購入し、ローンの返済が10年続く。「ノリ専業なので、これが2、3年続いたら生活できなくなる」

 アサクサノリは環境省レッドリストで絶滅危惧Ⅰ類。桑名地区は2013年から復活に取り組んできた。主産地の三重県は収穫後に独自のDNA検査などを実施し、出荷品は「伊勢あさくさ海苔(のり)」のブランドで知られる。甘みや香りの評価が高く、1枚(21×19センチ)あたりの競り値は170円、165円と直近の2季連続で国内最高値だった。しかし、今季は県内で伊藤さんら桑名の17生産者が網を張ったが、どこも出荷できなかった。

 アサクサノリの出荷量は、桑名…

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