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 群馬県安中市にある国指定重要文化財「碓氷(うすい)第三橋梁(きょうりょう)(通称・めがね橋)」の下の歩道で倒れているのが見つかり、搬送先の病院で死亡が確認された住所不詳、創作舞踊家花柳幻舟(はなやぎげんしゅう)(本名・川井洋子)さん(77)について、安中署は2日、司法解剖の結果、死因は外傷性ショックだったと発表した。

 署によると、花柳さんは1人で訪れたとみられ、2月28日午後5時ごろ、観光客に発見された。身につけていたポシェットの中のデジタルカメラに橋の上から直下を撮った写真が残っていたほか、橋の上に花柳さんのものとみられる傘があった。現場に争った形跡はなく、署は何らかの原因で橋から約23メートル下の歩道に転落したとみている。

 花柳さんは「打倒家元制度」を掲げて活動、1980年に日本舞踊の花柳流宗家家元への傷害事件を起こした。90年には天皇即位礼の祝賀パレードに向けて爆竹を投げつけ、罰金4万円の有罪判決を受けたが、罰金の支払いを拒んで労役に服した。