大規模な米韓軍事演習を終了へ 非核化巡る交渉に配慮

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ワシントン=園田耕司 ソウル=武田肇
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 米国のシャナハン国防長官代行と韓国の鄭景斗(チョンギョンドゥ)国防相は2日、電話で協議し、毎年春に実施する大規模な米韓合同軍事演習を終了することを決めた。一方、米韓は3日、終了する大規模演習に代わる新たな合同演習「同盟」を4日から実施すると発表した。

 大規模演習の終了は2日、米国防総省が発表した。北朝鮮の非核化をめぐる米朝交渉に配慮した措置で、同省は「(北朝鮮との)緊張を緩和し、朝鮮半島の完全な非核化を実現するための外交努力を支援するため」と説明した。

 終了が決まったのは、朝鮮半島有事を想定した野外機動演習「フォール・イーグル」と指揮所演習「キー・リゾルブ」の二つ。例年、米軍から2万人程度、韓国軍から30万人程度が参加してきた。米韓軍事演習としては最大規模のもので、北朝鮮は実施に強く反発していた。

 一方、韓国軍合同参謀本部と…

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