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 平安時代の着物である十二単(ひとえ)の着付け体験会が、栃木県那須塩原市の塩原温泉であった。あでやかな姿に観光客から「色合いが鮮やかで、すてき」など感嘆の声があがった。

 塩原温泉観光協会が誘客事業の一環で一昨年から始め、今年は3日に行われた。大学生の櫻井蕗漫(ろまん)さん(22)が白、淡緑、ピンク、オレンジ、赤色などの薄い着物を次々に身につけて20分ほどで完成すると、あまりの美しさに見守る観客は息をのんだ。

 櫻井さんは「見るのも初めてだったので感激した。でも重くて、昔の人は大変だったと思う」と笑った。アシスタントと2人で着付けをした着付け技能士の田澤ひめさん(57)は「着物全部の重さは約15キロ。特に襟元が重ならないように気を使いました」と話した。観光協会事務局の田代剛央さんは「来年も開催するが、人気が出てきたので受け入れ人数の拡大も検討したい」としている。(池田敏行)