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 インドとパキスタンの軍事衝突が続いていた問題で、緊張の高まりから運行が止まっていた両国を行き来する急行列車が4日、運行を再開した。戦闘機による空中戦にまで発展した衝突は沈静化しつつあるが、両軍は引き続き警戒態勢を敷いている。

 列車はパキスタンの東部ラホールとインドの首都ニューデリーを週2回、国境で列車を乗り換える形で結ぶ。2月28日から運行が止まっていたが、パキスタン国営ラジオによると、乗客150人を乗せた列車が4日、ラホールからインド側に向けて出発した。

 列車は過去にも両国が対立するたびに繰り返し閉鎖されてきた。緊張緩和とともに再開されるため「友好列車」とも呼ばれ、両国関係を推し量る一つの目安となっている。

 一方、係争地カシミール地方の停戦ライン(実効支配線)を挟んだ砲撃戦は小康状態にある。2日には激しい砲撃で両国合わせて市民や兵士ら計7人が死亡したが、3日以降は散発的な砲撃にとどまっている。ただ、両軍は停戦ライン沿いに部隊を配置して交戦に備えている。(ドバイ=乗京真知、ニューデリー=奈良部健)