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患者を生きる・食べる「O157」(1)

 東京都の会社員、中村泰幸(やすゆき)さん(54)は、当時3歳だった長男・渓(けい)さん(14)の病室のベッドを見て驚いた。2007年7月29日朝のことだ。シーツが血便で赤く染まっていた。

 その数日前から、食事を受け付けず元気がなかった。病院に行ったが風邪と言われて帰宅。翌朝、妻真智子(まちこ)さん(47)が、渓さんのおむつの便に赤い筋を見つけた。「血便かも」。再び病院に行くと、今度は腸炎の疑いで即日入院となっていた。

 赤く染まったシーツの上でぐっ…

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