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 政情不安が続く南米ベネズエラで4日、マドゥロ大統領と対立し、暫定大統領就任を宣言しているグアイド国会議長が帰国した。政権派の裁判所から出国禁止を命じられていたが、米国などからの人道支援物資を搬入するとして、先月22日にコロンビアに出国し、マドゥロ政権はグアイド氏の逮捕の可能性も示唆していた。

 首都カラカス近郊の空港に到着したグアイド氏は、待ち構えていたドイツやポルトガルなど同氏を支持する数カ国の外交官に囲まれながら、カラカス中心部の広場に向かった。

 広場で開かれた反マドゥロ派の集会には支持者ら数万人が集まったとみられ、グアイド氏は「政権はここにいる人々を逮捕できない。何も恐れるものはない」などと語った。また、改めて軍に対し、政権打倒への協力を呼びかけた。9日にも集会を開くという。

 グアイド氏は、外国勢力と加担し国を混乱させようとしたなどとして捜査されており、最高裁は出国禁止を命じていた。しかし、先月出国し、国外から支援物資の搬入を試みたが失敗に終わった。その後、ブラジルやアルゼンチンなど同氏を支持する国を訪問して各国大統領らと会談を重ねていた。