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 高知県警の30代の男性巡査長が、警察の内部情報を不正に利用して好意を抱いた一般女性の住所を調べたうえ、ストーカー行為を繰り返したなどとして、減給10分の1(6カ月)の懲戒処分を受けていたことが県警への取材でわかった。

 処分は2月15日付で、県警は同日付で女性宅の鍵穴を壊したなどとして器物損壊容疑で書類送検。巡査長は依願退職した。事情聴取に「(女性と)真剣に付き合いたかった」と説明したという。

 監察課によると、巡査長は、通っていた高知市内にある飲食店の店員の20代女性に好意を抱き、2017年末から計9回にわたり、会話などから得た女性の家族の車の情報を警察のシステムで照会し、住所を割り出したという。さらに18年8月に計2回、女性宅の窓ガラスに石を投げて割ったほか、同年12月には女性宅の玄関の鍵穴などに接着剤を流し入れたという。

 県警が女性の被害届を受けて捜査していたところ、女性の携帯電話に巡査長から「会って話がしたい」とLINE(ライン)でメッセージが送られてきたことから関与が浮上。県警は昨年12月、ストーカー規制法に基づき警告。その後巡査長は女性に接触しなかったという。

 監察課は「システムを使用して今回の事案に至ったことは極めて遺憾」としている。(加藤秀彬)