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 乳房の手術後に女性患者の胸をなめたとして、準強制わいせつ罪に問われた乳腺外科医の男性被告(43)について、東京地検は5日、無罪とした一審・東京地裁判決を不服として控訴した。

 2月20日に言い渡された地裁判決は、看護師らの証言や専門家の意見を踏まえ、被害を訴えた女性について痛みや麻酔の影響で妄想が生じる「せん妄」に陥っていた可能性に言及。胸から採取したとされる微物についても、被告のDNAが検出されたことは認めたが、打ち合わせでつばが飛んだり触診で汗が付いたりした可能性を指摘し、無罪を導いた。