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 世界5大自動車ショーの一つ、スイスのジュネーブ国際自動車ショーが5日開幕した。欧州では2030年にかけて二酸化炭素(CO2)の排出規制が大幅に強化される。各国の自動車メーカーは電気自動車(EV)など電動車の新型車を披露し、環境対応を急ぐ。

 「電動化が来た」。独フォルクスワーゲン(VW)グループの高級車メーカー、アウディが5日朝に開いた会見で、スクリーンにはそんな言葉が映し出された。壇上では、1回の充電で450キロ以上走れるスポーツ用多目的車(SUV)の「Q4イー・トロン」の試作車など3台のEVが紹介された。

 アウディは25年に新車販売で3台に1台を電動車にする目標を掲げ、21年までにQ4イー・トロンを含む5車種のEVを投入する。ショットCEO(最高経営責任者)は「電動モビリティー(電動車)にとって新しい時代だ」と強調した。

 独ダイムラーはメルセデス・ベンツの新たな電動車ブランド「EQ」のミニバン「EQV」の試作車を初公開。仏プジョーは小型車「プジョー208」の新型EVを展示した。

 また、仏ルノーは小型車「クリオ」を約7年ぶりに全面改良。日産自動車と三菱自動車と共同開発した新しい車台を使い、来年には独自開発のハイブリッド車(HV)も発売すると明らかにした。

 日系メーカーは、ホンダが小型EVの試作車「ホンダe(イー)」を展示。1回の充電で200キロ以上走れるといい、試作車をもとにしたEVを今年後半に欧州で売り出す。25年までの欧州販売車をすべてHVを含めた電動車にすることも新たに発表した。

 日産は小型の新型SUVのHV「IMQ」の試作車を公開。22年までに欧州で発売し、欧州での電動車の販売台数を現在の5倍に引き上げることを目指す。

 欧州ではこれまでCO2の排出が少ないとされたディーゼル車が人気だった。しかし15年にVWの排ガス不正問題が発覚し、ディーゼル離れが加速。欧州自動車工業会によると、18年の欧州連合(EU)加盟国の新車販売でのディーゼル車比率は、1年前の44%から35・9%に急低下した。各社は環境車でディーゼルから電動車へ軸足を移した。

 EU域内で販売する乗用車は、…

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