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 名古屋市南区と瑞穂区境の山崎川両岸にある名鉄名古屋線の「陸閘門(りくこうもん)」が近く廃止される。市内で唯一、増水時に線路を扉で閉める施設だ。60年前の伊勢湾台風後、周りの堤防をかさ上げし、線路だけが低いまま取り残されていた。同市の線路高架化事業で撤去するが、立ち退きを求められる住民からは反発も出ている。

 陸閘門は、名鉄名古屋線呼続(よびつぎ)駅北側の山崎川鉄橋(1917年建設)にある。橋は本来、川の流れを妨げないように堤防より高く設計するが、付近は59年の伊勢湾台風で水浸しになり、堤防だけコンクリートで約80センチかさ上げしたため、鉄橋部分が低くなっていた。

 堤防は線路の部分だけ途切れ、列車が通る。川の増水時に水があふれ出る危険があり、市は64年に陸閘門を設けた。現在の陸閘門は2003年に設けられ、高さ1メートル、長さ約10メートル、重さ3・3トンある。川の水位が高くなると、名鉄社員が手動で扉を閉め、土のうも積む。そのたびに電車は不通になり、90年以降で16回あった。川が増水すると橋桁に当たり、橋脚3基も流れを阻害する。扉を閉め遅れると水があふれる恐れがあり、地元住民は03年、橋の改修を求める5千人の署名を市に出した。

 市は陸閘門や橋脚を撤去すると…

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