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 客が特殊詐欺被害に遭うのを今年に入って2回防いだとして、セブンイレブン大分駅前店(大分市末広町1丁目)の店員、伊藤瑶子さん(37)が県警から「声かけ名人」に認定された。大分中央署の中津留三次署長は6日、認定証を贈るとともに、伊藤さんとオーナーの徳永貴志さん(39)の2人に感謝状を渡した。

 伊藤さんらは2月19日、同店で27万円分の電子マネーを購入しようとした50代男性を不審に思って声をかけた別の店員から協力を求められ、男性が「有料サイトの退会料金の支払いを指示された」と答えたため、詐欺を疑って警察に通報。被害を未然に食い止めた。伊藤さんは1月にも、未払い料金の名目で45万円を請求された女性が被害に遭うのを防いでいた。

 徳永さんは、未払い料金の支払いを求める詐欺メールを自ら受け取った経験があり、電子マネーを買いにきた客に注意を呼びかけるよう店員に促していたという。伊藤さんは「電子マネーの購入方法をわからずに買おうとする人は詐欺被害に遭っている可能性が高いと店員らと話している。被害が出ないように声かけをしていきたい」と話した。

 「声かけ名人」は特殊詐欺被害防止への協力を広げようと県警が2013年に始めた。1年以内に2回以上、水際で防いだ人に贈る。伊藤さんは6人目で、コンビニ店員としては初めて。県内では昨年、コンビニ店員や金融機関職員の声かけで61件、4150万円の詐欺被害を防いでいる。(小林圭)