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 超過勤務をしている医師らがいるのに、きちんと労務管理をしていなかったなどとして、長野赤十字病院(長野市、病床数680床)が昨年、長野労働基準監督署から是正勧告を受けていたことが分かった。同病院は2012年度にも同様の勧告を受け、改善策は講じていたものの、不十分と判断された。

 長野赤十字病院は、同市を中心とした地域で基幹的な役割を担う総合病院。医師約170人を含む全約1300人が勤める。病院によると、昨年11月に長野労基署の調査が入り、同30日付で是正勧告を受けた。

 勧告で問題視されたことの一つが、労使で時間外労働の上限などを決める「36協定」の範囲(月45時間)を超えて働く医師らが数十人いたこと。その上で超過勤務時には休憩を取らせることや、休憩が取れない場合には時間外手当の精算をさせるといった仕組みについて、いずれも「周知が足りない」とされた。

 勤務時間をしっかりと把握していなかった点も是正を求められた。出勤簿で管理しているが、出退勤時間などをきちんと記入していないことも多かった。今後はタイムカードの導入なども検討する。また勤務時間外に院内で行われる研修会や学習会に参加した医師らに対し、超過勤務手当を支給していないケースも目立ったという。

 同病院は12年度にも、36協…

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