[PR]

 福岡県と大分県の間を走る日田彦山線の不通区間の復旧をめぐり、JR九州と自治体の溝が埋まらないまま、結論を出すとしていた年度末を迎える。不採算なローカル線をどうするのか、JR北海道など全国で鉄道会社と自治体の議論が起きている。どう解決すべきなのか、名古屋大学の加藤博和教授(交通政策)に聞いた。

 ――不採算な鉄道路線の維持をどうするのかが全国的に問題になっている。

 「鉄道は絶対的存在ではない。鉄道がなくなったら地域が衰退すると考えると発想が止まってしまう。鉄道がなくても観光客が大勢来るところもあるし、鉄道があっても衰退するところもある」

 「日田彦山線の不通区間についても本当に鉄道が必要なのか。バスも含めて公共交通のあり方を地域が考えるべきだ。そもそも本当の交通弱者は鉄道に乗らない。総合病院や大規模店舗は駅前にはない。結局、駅からバスやタクシーを使うことになる」

 「今の(日田彦山線の)代行バスに乗ったがすごく不便。駅の近くしか停留所がない。でも、本腰を入れれば東峰村の小石原地区にも停留所を置くなど地域に合ったものに変えられる。彦山駅(添田町)もすばらしい駅舎でバスターミナルに使える」

 ――北海道では夕張市が自ら廃線をJR北海道に提案して話題になった。

 「鉄道を残すよりバスを充実さ…

この記事は有料会員記事です。残り1899文字
ベーシックコース会員は会員記事が月50本まで読めます
続きを読む
現在までの記事閲覧数はお客様サポートで確認できます
この記事は有料会員記事です。残り1899文字有料会員になると続きをお読みいただけます。
この記事は有料会員記事です。残り1899文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【10/25まで】スタンダードコース(月額1,980円)が今なら2カ月間無料!詳しくはこちら