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 架空の投資話で金をだまし取ったとして、投資関連会社「テキシアジャパンホールディングス」(千葉市中央区)の関係者10人が逮捕された投資詐欺事件で、愛知、岡山両県警が同社の関係先から押収した現金は1600万円ほどだったことがわかった。両県警は6日、10人を詐欺容疑で再逮捕し、詳しい金の流れなどについても調べる。

 再逮捕されたのは、同社の実質的経営者の銅子(どうこ)正人容疑者(41)=自称・大阪市淀川区東三国6丁目=ら10人。2016年7月~17年8月ごろ、東京都や岡山県、愛媛県に住む37~82歳の男女6人に「1口100万円を預けて会員になれば毎月3%のお金が会員特典としてもらえる」「1年後に解約すれば預けたお金は返ってくる」などとうそを言い、計9400万円をだまし取った疑いがある。

 両県警は昨年7月以降、同社や容疑者宅など63カ所を捜索し、顧客名簿やパソコンなど1013点を押収したが、現金は1632万円だった。出資者1万3千人から集めた約460億円のうち、約6~7割は配当や紹介料などとして出資者側へ還流していたとみられるが、残りの金の行方は解明されていない。

 再逮捕された容疑者のなかには指定暴力団山口組弘道会系幹部もおり、両県警は、金の一部が暴力団に流れていた可能性があるとみて、この幹部が所属する岐阜市内の暴力団事務所を2月に捜索した。