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 伊勢神宮に仕えた未婚の女性皇族「斎王」の宮殿があったとされる国の史跡・斎宮(さいくう)跡(三重県明和町)で、飛鳥時代の初期斎宮の中心施設を囲む塀跡などが見つかった。三重県立斎宮歴史博物館が6日、発表した。同時期に、天武天皇のもとで神宮の祭式が整えられ、祭祀(さいし)のため、斎王を伊勢神宮に派遣したという「日本書紀」の記述を裏付ける重要な発見だ。

 博物館の調査で昨年8月、宮殿の内外を区画するために建てられたとみられる東西約8メートル、南北約10メートルの塀跡が見つかった。過去の調査とつきあわせた結果、塀で囲まれた区画は東西約41メートル、南北55メートル以上に及ぶと考えられる。さらに塀跡の内側で掘立柱建物跡1棟、区画外の西側で、柱の直径約40センチ、柱同士の間隔が約2メートルの大型を含む倉庫跡15棟が確認された。

 日本書紀には、大海人皇子(おおあまのみこ、後の天武天皇)が壬申の乱(672年)の際に天照大神(あまてらすおおみかみ)を祭る伊勢神宮に戦勝を祈願して勝利した後、娘の大来皇女(おおくのひめみこ)が伊勢神宮に派遣されたとの記述がある。天皇家は守護神としての伊勢神宮の地位を確立し、その証しとして皇族1人を伊勢神宮に派遣した。後に制度化される斎王の始まりと考えられている。

 斎宮跡では長年発掘が進められ…

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