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 「『流れ者』だから結べる縁もあると思うんです」。芥川賞作家の柳美里さん(50)は、福島県南相馬市小高区の自宅に構えた本屋「フルハウス」でそう語った。東日本大震災から8年。前半はこの地に通い、後半は一家3人で移住した柳さんは昨秋、23年ぶりに演劇活動を再開した。被災地に、表現を通じた新たな人々のつながりが生まれている。

柳さんの母と祖父は、かつて会津に住んでいました。自身が福島で新しい生活を始め、様々なことを思うようになりました。

被災体験「物語の船で伝えられる」

 柳さんは16歳から20代半ばまで演劇に打ち込んでいた。1993年には「魚の祭」で岸田国士戯曲賞を史上最年少の24歳で受賞している。当時主宰していた演劇ユニット「青春五月党」を再旗揚げしたきっかけは、県立ふたば未来学園高校(広野町)の男子生徒との出会いだった。

 「昨年4月に開店したフルハウ…

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