【動画】漫画「毒親サバイバル」を描いた菊池真理子さん=恵原弘太郎撮影

皆さんの身近な困りごとや疑問をSNSで募集中。「#N4U」取材班が深掘りします。

 虐待された当事者や虐待をしてしまった親、子育てに悩む親たちの取材を続けている朝日新聞の「#ニュース4U」取材班。自身の体験などをコミックに描いている漫画家の菊池真理子さん(46)に話を聞いた。

自身の体験や当事者の傷、コミック化

 子どもの人生を支配し、苦しめる「毒親」に育てられ、傷を負った人は、どう生きているんだろう――。

菊池さんは、親との関係に苦しんだ当事者10人に取材した内容と自分の体験を、コミック「毒親サバイバル」(KADOKAWA)で描いた。「傷を負って生きてきた人たちが、傷を負い続けないヒントとなるように」。そんな願いを込めたという。

人を信用できず、生きづらさ感じて

 菊池さんは、記憶をなくすほど酒を飲む父、宗教にのめり込んで毎晩のように会合に出かける母に育てられた。服装は気にかけられず、風呂は5日に1回ほど。子どもの頃からそんな日常が普通だと思っていた。中学2年生の頃に母が自殺。アルコールに依存していた父が亡くなるまで、世話に追われた。

 「自分の家がおかしいということに、ずっと気づけませんでした。大人への不信感が強く、誰かに相談するという考えが全くなかった。自覚症状がないまま、ストレスがたまっていたんでしょうね。人を信用できず、大人になっても生きづらさをずっと感じていました」

「やっぱりおかしかった」遅れて気づく

 転機は3年ほど前。アルコール依存症のセミナーをたまたま取材する機会があった。そこで、体に明らかな影響が現れなくても、人間関係が壊れたことがあれば治療の対象になることを知った。

 「父は毎日酒を飲むわけではなく、手の震えもなかったので、異常な飲み方ではないと思っていました。でも、母は自殺したし、私は生きづらくなっているし、『やっぱりおかしかったんだ』とそのとき初めて思ったんです」

「毒親を経験した人はどんな風に生きているんだろう」。そんな疑問から取材を始めた漫画家の菊池真理子さんが、経験者10人の話を聴いて感じたこととは。

 2017年にノンフィクション…

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