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 「フェムテック(Femtech)」という言葉が注目を集めはじめている。技術の力で女性の生活や働きを応援しようという発想から、おもに欧米の企業で下着型の生理用品やウェアラブル搾乳器といった新発想の商品開発が相次いでいる。日本にも広まるのか。

 フェムテックは女性(Female)と技術(Technology)を掛け合わせた造語。似たような造語には金融と技術を掛け合わせた「フィンテック」があるが、フィンテックが主にIT(情報技術)を指すのに対し、フェムテックが指す技術はITだけにとどまらない。

 欧州で人気の生理日管理アプリClue(クルー)のアイダ・ティンCEO(最高経営責任者)がこの言葉を使ってから広まったとされる。

 この新たな市場をリードするのは米国の企業だ。ニューヨークで起業したthinx(シンクス)は、ナプキンなどの生理用品がいらない生理用下着を開発した。4層構造になっていて、1日着用した後は洗うだけでいい。ピンクのグレープフルーツを女性器に見立てた広告でも話題になった。

 CORA(コラ)は、生理用品の定期購入サービスを手がける。女性らしいとされるピンクを避け、黒と白を基調としている。一カ月分の購入で、インドなど途上国の女性にも生理用品が寄付されるという。

 ほかにも、続々と商品やサービスが生まれている。胸に装着したまま搾乳したり、母乳を保存したりできる装置「willow(ウィロー)」や、子宮などを支える骨盤底筋をきたえる器具「Athena(アテナ)」、卵子の凍結サービス「プレリュード・ファーティリティ」などだ。

 フェムテックに力を入れる企業に共通するのは「生理や妊娠にまつわることは恥ずかしくない」「女性の自己決定権を尊重しよう」という考え方だ。性的少数者や途上国の女性問題に意識を向ける企業が多い。

 米調査会社CBインサイツによると、女性の健康に関するベンチャー企業には、2018年に5億ドル(約550億円)超が投資された。市場は若く、ベンチャー企業が多いという。

 日本にも波及して…

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