経済統計学会「統計、権力から独立を」声明文を総務省に

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 厚生労働省の統計不正を受け、経済統計学会(会長=金子治平神戸大教授)が「政治権力から独立でなければならないという近代統計の原点に立ち返ることを願う」とする声明文を、総務省の統計委員会に出していたことがわかった。

 声明文は2月21日付。「公的統計が機能を果たせなかったことが、わが国を無謀な戦争へと駆り立てた」と指摘。毎月勤労統計の不正について「国のあり方そのものを根底から揺るがしかねない」と批判した。また、2000年代初頭に国が統計予算や担当職員を削減したことが不正の一因となったと指摘した。

 毎月勤労統計では、調査方法…

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