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 巡業先の福岡県行橋市内で付け人に暴行したとして、引退した大相撲の元幕内貴ノ岩(29)について、行橋署が傷害容疑で福岡地検小倉支部に書類送検し、同支部が不起訴処分としていたことが県警や同支部への取材でわかった。送検は2月26日付、不起訴処分は同月28日付。

 昨年12月の日本相撲協会の発表では、元貴ノ岩は12月4日午後11時ごろ、行橋市内の宿舎で弟弟子でもある付け人の顔を平手などで殴ったとされる。県警は刑事告発を受けて捜査していた。元貴ノ岩は、一昨年の元横綱日馬富士による傷害事件の被害者だった。

 不起訴の理由について、同支部は「被害者が被疑者の刑事処罰を望んでいないことなどを考慮した」としている。日本相撲協会は取材に「(元貴ノ岩は)すでに協会を離れているので、情報は入っていない」と話した。(狩野浩平)