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 絵画を見た時に抱く安らぎや緊張、躍動感といった感情はどこから生まれるのか。徳島大学総合科学部(徳島市)の絵画表現研究室では、画家の平木美鶴(みつる)教授(60)が、西洋古典絵画の構図と鑑賞者に与える印象を研究している。

 イタリア・ルネサンス期を代表する画家サンドロ・ボッティチェリ(1444ごろ~1510年)の「聖母子」は、聖母マリアと幼いキリストが見つめ合う絵だ。どことなく安らぎや落ち着きを感じる。「三角形構図の好例です」と平木教授。マリアの頭とキリストの右手を斜辺に、マリアの背中をもう一方の斜辺と見立てる三角形。頂点が上に来る三角形は、絵に安定感や落ち着きを与えるという。

 頂点が下に来る逆三角形だと、うって変わって不安や悲壮感を与えるという。ルーベンス(1577~1640)の「キリストの磔(はりつけ)」はこの構図。十字架に打ち付けられたキリストの左右に屈強な男たちが立ち、逆三角形を際立たせている。

 逆三角形は時に、動感やドラマ…

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